輸入盤礼賛
私は、以前は国内盤しか買わない人でした。
日本語の解説がないと心許ない、ということもありますが、輸入盤は氏素性の知れないもの、という思い込みがあったように思います。
「レコード芸術」誌も昔は輸入盤をほとんど取り上げていなかった(はず)ですし、どれがいいものでどれがそうでないものか、素人には判断できなかったわけです。
(例外的にフリッツ・ヴンダーリヒだけは輸入盤だろうが何だろうが、見つけては買っていました。一番好きなアーティストを挙げるとしたら、この人です。)
さて、最近私もネット(主にHMV)で買い物をするようになって、輸入盤の安さや、情報量の少なさを補完するユーザーレヴューの存在などを知り、にわかに輸入盤好きになってしまいました。
考えてみれば、ライナーノーツに書かれているような情報は今やネットでもたくさん見つけることができますし、余計な先入観を持たずにその演奏を聴くためには、そのような文章はない方がいいとも言えます。
とにかく輸入盤は安い。同じ内容の国内盤と比べると歴然です。HMVでは輸入盤3点買うと25%オフになるし。今、ネットで買うCDの3分の2くらいは輸入盤だと思います。
それに、今になって分かることですが、国内盤はレパートリーが狭いですね。発売されるものはメジャーな曲にどうしても偏っていると思います。聴く音楽の世界を掘り下げていくと、やはり輸入盤に行き着いてしまうのかな、と思ったりします。
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